高知県立美術館
高知市の美しい自然の中にたたずむ、高知県立美術館。芸術に対する理解を深め、芸術文化における活動を豊かに引き出すことを目的として、平成5年11月3日に開館しました。土佐漆喰をあしらった重厚な外観に、大理石が敷き詰められた美しいモダンな館内。エントランス正面に広がる中庭には水がはられ、穏やかで美しい時の流れを感じさせてくれます。
高知県立美術館には1200点以上にのぼるマルク・シャガールの世界的コレクションのほか、国内外約440名の作家の作品を所蔵。企画展、コレクション展、シャガール展と、期間ごとに様々な作品を展示しています。ほかにも能楽堂が設備された美術館ホールやアートライブラリー、創作室などが設けられ、幅広い芸術・文化活動の拠点として多く利用されています。
高知県立美術館・館内施設
■ 展示室
■ 県民ギャラリー
■ シアタールーム
■ 講義室
■ アートライブラリー・・・美術芸術図書、美術図書、参考図書、他館展覧会カタログ、各館案内
■ 美術館ホール・・・能楽堂が設備されたホール。音楽・映画・演劇等様々な催し物が開催されます。
■ レストラン
■ ミュージアムショップ
高知県立美術館・代表的な所蔵作家
◆ マルク・シャガール
ロシア、現ベラルーシ共和国の貧しいユダヤ人家庭に誕生。1910年から1914年までパリで学び、ドイツ表現主義運動にも大きな影響を与えました。その後故郷に戻り結婚、1922年には再びパリに戻ります。その後第二次世界大戦勃発やナチスによるユダヤ民族迫害によりアメリカへ亡命、さらに最愛の妻の死と数々の苦難に見舞われますが、1950年に南フランス永住を決意。その幻想的で豊かな作風により多くの人に愛と希望を与えました。
◆ 絵金
幕末の絵師、「絵金」こと広瀬金蔵は1812年、髪結いの息子として生まれました。小さい頃から画才に秀でていた絵金は土佐藩の特別の計らいにより江戸で学び、やがて土佐に戻ると家老桐間家のお抱え絵師となります。しかしある時偽絵描きという汚名を着せられ、お抱え絵師を解雇、城下追放を言い渡されてしまいます。その後は赤岡に住む叔母のもとに身を寄せ、酒蔵をアトリエに当時需要の高かった芝居屏風を描いて暮らしました。首が飛び、血が迸り、人々は恐怖に顔を歪めて逃げ惑う・・・。おどろおどろしさが特徴の絵金の屏風絵からは同時に、幻想的な美しさも伝わってくるようです。
◆ 河田小龍
1824年高知市で誕生。12歳の頃に島本蘭渓に入門して修行を積んだほか、父親の上司であった吉田東洋に目をかけられ、京都への遊学も経験します。さらにアメリカから帰国したジョン万次郎(中浜万次郎)を取り調べ、「漂巽紀略」を執筆。この時万次郎は日本語をほぼ忘れかけており、小龍は寝食を共にしながら理解を深めたのだと言います。その後も小龍は諸方面に渡る知識を吸収、当時藩中一の新知識とも称されました。高知では画学塾「黒雲洞」を開き多くの弟子を育成、中でも坂本龍馬に外国の現状を伝えるなど大きな影響を与えました。
高知県立美術館情報 |
|
| 所在地 | 高知県高知市高須353−2 TEL:088-866-8000/FAX:088-866-8008 |
| 開館時間 | 9時〜17時(入館は16時30分まで) アートライブラリーは10時30分〜17時 |
| 休館日 | 年中無休(12月27日〜1月1日は休館) |
| ホームページ | www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/ |
| アクセス | はりまや橋から土佐電鉄路面電車「ごめん」、「領石」または「文珠通」行きで15分、「県立美術館通」下車。徒歩5分。 |
| 土佐電鉄バス/高知県交通バス「高知医大」行き、「県立美術館前」下車。 | |
| 車ではJR高知駅から約20分、高知龍馬空港から約30分。 | |





