野良時計
野良時計は安芸の田園風景の中に溶け込んで懐かしい風情を漂わせる時計台。野良時計は今日もゆったりと時を刻んでいます。
野良時計の起源は100年以上前にさかのぼります。ここの地主の息子だった畠中源馬は父親からアメリカ製の時計を買ってもらいました。源馬はこの時計に強く惹かれ、それを何度も分解したり組み立てたりしては時計の原理を学んでいったそうです。
自分の手で大時計を作ってみたいという源馬の夢が実現したのはそれから十数年後の明治20年。分銅から歯車までをすべて手作りで完成させたのがこの時計だったのです。
愛され続ける野良時計
野良時計が作られた当時、時計を持つ家というのは少なく、農作業を営む人たちにとってこの源馬の作った時計が時間を知らせてくれる大事な存在でした。この時計は「野良時計」の愛称で親しまれ、安芸の人たちにとって欠かせない存在となっていったのです。
そんな野良時計は畠中家の人々によって大切に守られてきました。しかし2004年に源馬氏のお孫さんにあたる畠中秀雄さんが亡くなると、管理できる人がいなくなり、野良時計は時を刻むことができなくなってしまったのです。しかし野良時計を愛する安芸の人たちの声もあって、翌年の6月10日「時の記念日」に秀雄さんのご家族の協力で再び時計が動き出しました。
野良時計は今も変わらずのどかな田園風景の広がる安芸のシンボルです。野良時計は必ずしも動いているとは限りませんが、その体の中では今日もゆっくりと時を刻み続けているのかもしれません。
野良時計アクセス |
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| 野良時計所在地 | 高知県安芸市土居 |
| 野良時計アクセス | 土佐くろしお鉄道「安芸駅」から元気バス循環一ノ宮線で6分、「野良時計」下車。 |
| 高知市街から55線で40km、約1時間。 | |





