越知町
越知町は高知県のほぼ中央に位置する町。町内には仁淀川が大きく蛇行しながら流れるほか、「化石の宝庫」として知られる横倉山もそびえ立ち、雄大な自然に囲まれた町となっています。仁淀川のほとりにある宮の前公園は、コスモスの名所として有名。満開に咲き誇るコスモス畑の中で、毎年賑やかにイベントが開催されます。また、越知町は平家伝説の残る町。安徳天皇が逃れ住んだ町としての名残を残す越知町には、どこか神秘的な雰囲気も漂っています。
越知町観光スポット
横倉山自然の森博物館
4億年以上も前、赤道近くのサンゴ礁としてすでに誕生していたと言われる横倉山。「日本列島の歴史は横倉山に始まる」と言われ、化石の宝庫としても知られています。さらに牧野富太郎博士が研究の地としたことでも有名。そんな横倉山の歴史や自然を紹介するために建設されたのが、この「横倉山自然の森博物館」。世界的な建築家・安藤忠雄氏の設計による建物の内部では、実際に化石に触れたり、隕石を手に持ったりと、楽しくダイナミックに地球の歴史を学ぶことができます。
大樽の滝
横倉山県立自然公園内にあるこの滝は、落差が約30m。水量が豊富で、水しぶきをあげながらごうごうと水が流れ落ちて行く様を見ることができます。新緑、紅葉ともに美しく、また4月から5月にかけてはツツジが滝を彩ります。大町桂月の、『大空に 滝を仰ぎて 昼寝かな』という句は、この大樽の滝を訪れた際に詠んだものと言われています。
仁淀川
町内を蛇行しながら流れる仁淀川。初夏は鮎釣りで賑わうほか、子どもたちの遊泳場所としても人気。周辺はキャンプ場が整備され、観光客でも賑わいます。また、仁淀川にかかる約100mの沈下橋・片岡沈下橋もおすすめスポット。欄干のない橋の下をゆったりと川が流れていく風景には、どこか懐かしさが漂います。
蚕糸資料館
越知町は古くから養蚕が盛んで、吾北地方一帯の繭を集荷してき生糸を生産する、県生糸農協が置かれた場所でもあります。その工場跡に設けられたのが、「蚕糸資料館」。ここでは養蚕から製糸までの工程を紹介しているほか、越知町の産業を担い続けた製糸工場の歩みを記録し、展示しています。
赤レンガの建物には長い歴史の面影が残っています。
越知町祭り・イベント
コスモスまつり<10月上旬〜中旬・宮の前公園>
仁淀川のほとり、宮の前公園は、県内でも有名なコスモスの名所。そんな宮の前公園では毎年、満開のコスモスの中で「コスモスまつり」が開かれます。コスモスまつりでは、越知町の味覚・ツガニ汁やツガニご飯が味わえるほか、カラオケやはし拳大会など楽しいイベントが盛りだくさん。さらにおすすめは公園内を一周してくれる「花馬車」。馬車に乗って眺める満開のコスモス畑は、物語の世界にでも迷い込んだ気分にさせてくれます。
越知町歴史・文化
横倉山の歴史は約4億年も前にさかのぼります。赤道近くのサンゴ礁だった地層が、長い年月をかけて現在の位置へと移動、横倉山となりました。化石の宝庫としても知られ、地質学的に重要な場所となっています。この横倉山に移り住んだ人物として有名なのが、安徳天皇。平清盛の娘を母に持つ安徳天皇は、弱冠3歳で天皇の位に就きましたが、すぐに源平の戦いに巻き込まれ、この地に逃れることになったのです。山中を点々とする暮らしに耐えかねた安徳天皇は、わずか23歳で命を落とすこととなりました。安徳天皇が飲んだと言われる湧き水は「安徳水」と呼ばれ、日本の名水百選にも選ばれました。
越知町自然・産業
越知町は高知県のほぼ中央に位置し、土地の大部分を山地が占める町。仁淀川が大きく蛇行する流域にあり、西からは坂折川、東からは柳瀬川が支流となって注いでいます。西部に盛り上がる横倉山は、約4億年前の地質を持つと言われており、化石の宝庫として注目を集めています。コスモスの美しい宮の前公園など、自然が織り成す景観がそのまま観光スポットにもなっている町。産業では米や茶、ショウガなどの栽培が行われているほか、仁淀川の恵みであるツガニや鮎が郷土料理を彩り、人気を集めています。
越知町特産品
ツガニ料理
ツガニはモクズカニとも言い、川に住んでいます。秋になる産卵のために川を下り始めるのですが、この時がツガニのもっとも美味しい時。餌を入れたかごを仕掛けておくと、一度に20匹も獲れることもあるとか。越知町ではツガニ汁やツガニご飯など、さまざまなツガニ料理が食べられます。中でもツガニの旨みがたっぷりと出たツガニ汁は絶品。
コスモスまつりでも味わうことができます。
平家鍋
越知町に移り住んだと言われる平家を偲んで名づけられた「平家鍋」。平家鍋とは、越知町で採れる野菜と一緒に、ツガニ・イノシシ・キジの3種類からその時期に獲れるものを選んで煮込んだもの。これぞまさに郷土の味。体も心もあたたまるこのお鍋には、どこか懐かしい雰囲気も漂い、越知町の歴史に思いを馳せてしまいそうです。
土佐文旦
高知県を代表する果物・土佐文旦。越知町の山地で、黄色い果実が太陽の光を浴びて輝いています。みかんよりも大振りで、一玉500〜800gもあるとか。土佐文旦は、皮をむいたとたんにあふれ出すみずみずしさが魅力。果実には酸味と甘みがバランスよく含まれ、口の中に広がります。おみやげにも最適です。
芋けんぴ
越知町で採れた芋で作られる芋けんぴ。芋けんぴの美味しさの決め手は芋。澄んだ水と空気の中で育つ越知町の芋は甘みと旨みがたっぷり。そんな美味しい芋の獲れる越知町だからこそ、芋けんぴの味もまた格別。丁寧に油で揚げ、芋の美味しさを壊さないようにしています。ゆずや海苔などの豊富なバリエーションから楽しめるので、お気に入りを見つけるのも楽しいかも。
ショウガ
高知県の特産品としても有名なショウガ。山地が多くを占める越知町でも、なだらかな山並みを利用したショウガの栽培が古くから行われてきました。越知町を訪れると、豊かに広がるショウガ畑が、南国特有の太陽の光をさんさんと浴びている風景に出会うことができます。
越知町宿泊施設
谷脇旅館
越知町の商店街に建つ宿。越知町の雰囲気にぴったりと溶け込んだ、心あたたまるおもてなしが魅力です。料理は山菜や川の幸がふんだんに使われた郷土料理。冬には鍋料理も。
■ 所在地: 〒781-1301 高知県高岡郡越知町甲1612
■ 連絡先: TEL 0889-26-0008
越知町アクセス
高知駅からJR土讃線特急で23分「佐川駅」下車、黒岩観光バス「大崎行き」などで約13分「越知」下車。
高知市街から国道33号を約32km、45分。
越知町役場
■ 越知町役場所在地:〒781-1301高知県高岡郡越知町越知甲1970
■ 連絡先: TEL 0889-26-1111 FAX 0889-26-0600





