四万十市
四万十市は、太平洋へと注ぐ四万十川の下流域に広がる街。日本最後の清流は雄大な流れをたたえ、美しくも懐かしい風景をいくつも描き出しています。四万十市には、そんな四万十川の流れを体感できるレジャーもいっぱい。カヌーや屋形船、サイクリングなどで、四万十川の魅力を肌で感じることができます。さらに鮎やゴリ、アオノリなど、四万十川からもたらされるたくさんの恵みが、街の郷土料理を豊かに彩ってくれます。 また、四万十市の中村地区は、「土佐の小京都」とも呼ばれる場所。碁盤目状に整えられた美しい街には、「一條大祭」や「大文字の送り火」など歴史あるお祭りが残り、いまだ京の雅を漂わせています。四万十市は雄大な自然と歴史の香りが共存した美しい街です。
四万十市観光スポット
四万十川
四万十市を代表する観光スポットはなんと言っても四万十川。四万十市は四万十川の下流域にあたり、その流れは広くゆったりとしたものとなっています。そんな四万十川は見ているだけでも心が動かされますが、せっかくなので体感してみてはいかがでしょうか。四万十川を行くカヌーや屋形船、さらに四万十川沿いを走りながら沈下橋を巡るサイクリングもおすすめです。さらに四万十川の魅力はそこに暮らす生き物の多さ。鮎の火振り漁など伝統漁法も見られ、昔懐かしい風景が広がります。
沈下橋
雄大に流れる四万十川に架かる、いくつもの沈下橋。沈下橋とは洪水の際には沈むように設計された橋で、そのため橋には欄干が付けられていません。それが四万十川の風景に溶け込んで、懐かしい風情を漂わせるのです。四万十市にある沈下橋の中でもっとも有名なのは、「佐田沈下橋」。佐田沈下橋は、四万十川に架かる沈下橋の中でもっとも下流にあるもので、多くの観光客が訪れるスポットにもなっています。春には菜の花が彩り、鮎には橋の下に鮎の姿がのぞく。四季折々の風景が佐田沈下橋を一層美しく彩ります。
トンボ自然公園
四万十川近くに広がるトンボ自然公園。今までにここで確認されたトンボは、なんと74種類。その中には日本最大のトンボ・オニヤンマや、蝶々のように美しく舞うチョウトンボ、かわいらしいイトトンボなどがいます。園内に整備された遊歩道を歩きながら、何種類のトンボが発見できるか挑戦してみましょう。また、公園の入り口近くには「「あきついお(四万十川学遊館)」があり、トンボの標本や、四万十川水系に生息する観察することができます。「あきつ」はトンボの古語、「いお」は魚を意味する方言なのだそう。四万十川の自然を楽しく学べる施設です。
安並水車の里
四万十市に残る昔懐かしい水車。この水車が廻っている用水路は、四ヶ村溝といい、四万十川の支流・後川の麻生堰から分水されたもの。周囲の四ヶ村を灌漑するために、野中兼山が整備しました。今では水車の数も少なくなりましたが、わずかに残された水車が地元の人々のてによって大切に守られています。用水路にはアジサイも植えられ、6月には水車とともに美しく懐かしい風景を作り出しています。
四万十カヌーとキャンプの里 かわらっこ
四万十川のほとりに広がるキャンプ場。トイレ・シャワー・ランドリーなどの施設が充実していて、レジャーの後にも便利です。電源・流し台・コンロ台付きのAサイトからフリーサイトまで、幅広いタイプから選択できます。カヌーは約100艇用意。流れがそれほど激しくないので、初心者でも安心して楽しめます。沈下橋を下から眺めたり、魚たちと出会ったり、四万十川を体感できるのがカヌーの魅力。カヌーだけの体験でもOKなので、一度チャレンジしてみてはいかがですか?
四万十市祭り・イベント
一條大祭
<11月23日〜25日・一條神社>
応仁の乱を逃れて中村に入り街を整備した一條教房氏。その一条氏の霊を祀って建てられたのが一條神社です。一條神社では毎年11月23日〜25日、土佐三大祭りにも数えられる「一條大祭」が行われます。このお祭り最大の見ものは、あでやかな衣装に身を包んだ子どもたちが練り歩く、稚児行列。かわいらしいと同時に、京の雅が漂う華やかさも魅力。他にも奉納神楽や相撲などが行われ、地元の人と観光客で賑わいを見せます。
大文字の送り火
<旧暦7月16日・間崎地区>
「土佐の小京都」に夏の終わりを告げる、大文字の送り火。一条教房の息子・房家が、亡き父を偲び、京都を懐かしんで始めたのがきっかけと伝えられています。十代地山の中腹に並べられた松明に火をともすと、美しく浮かび上がる「大」の字。京都の雅がそこには漂います。各地から訪れる人も多く、四万十市の夏の風物詩となっています。
四万十市歴史・文化
四万十市は平成17年、中村市と西土佐村が合併して誕生しました。旧中村市は、「土佐の小京都」と呼ばれる場所。応仁・文明の乱の難を避けてこの地に入った前関白一條教房が、京都になぞらえて碁盤目状に街を整備したのです。一條氏は祇園・五条・鞍馬など京にちなんだ地名をつけたほか、延暦寺になぞらえて石見寺を、石清水八幡宮を勧請して不和八幡宮を建てるなど、京都にならった街づくりを徹底して行いました。大文字の送り火も京都を模して始められた歴史あるお祭り。そんな四万十市には今でも、都の香りが漂う、美しい街並みが広がっています。
四万十市自然・産業
四万十市は高知県の西南部、太平洋に注ぐ四万十川下流域に広がる街。土地の約8割を山地が占める、緑豊かな街でもあります。そんな四万十市では、古くから良質な用材が産出されてきたほか、四万十川流域の平野では稲作をはじめとする農業も行われてきました。また、四万十川から受ける恵みは多く、鮎やアカメ、ゴリ、アオノリなどが、街の郷土料理を彩るとともに特産品としても人気を集めています。四万十川では鮎の火振り漁や、海老などを獲る柴漬け漁などの伝統漁法も行われ、懐かしい風景を映し出しています。
四万十市特産品
鮎
清流を代表する魚・鮎。川底の苔などを食べて暮らす鮎は、スイカのようによい香りがするのが特徴。「香魚」とも呼ばれます。そんな鮎を味わうなら、なんと言っても塩焼きが一番のおすすめ。内臓にまでつまった旨みを堪能できます。ほかにも甘露煮や一夜干しなども売られていて、おみやげにも最適です。
アオノリ
アオノリの天日干しは、四万十市の冬の風物詩。厳寒期の2月、四万十川で採れたのりを洗い、河原に張った縄に干すのです。一面に広がる緑が美しい風景を作り出しています。清流・四万十川のアオノリは豊かな香りが自慢。臭みがなく、旨みがたっぷりとつまっています。ふりかけや佃煮などアオノリを使った商品も多く販売されているので、ぜひおみやげにいかがですか。
ゆず製品
四万十市では、ゆずの加工品もたくさん作られています。ゆずジュースやゆずぽん酢などは定番の人気商品。ゆず羊羹やゆず味噌などもあって、どれがいいか迷ってしまいそう。ほかにもおすすめなのがゆずの佃煮。地元の人たちが丹精に作り上げた、自慢の一品です。
いちご羊羹・おいも羊羹
四万十市の旧西土佐村で作られている一品。地元のいちごやおいもを使って丁寧に作られた羊羹です。素材の味が生きた、やさしい味わいが魅力。甘みもきつくないので、羊羹は苦手という方でも美味しく食べられてしまいそう。パッケージもかわいらしく、おみやげにもおすすめです。
四万十市宿泊施設
四万十いやしの里
平成14年にオープンしたばかりの「四万十癒しの里」は、その名の通り“癒し”がテーマ。温泉やレストラン、ホテルなどが並ぶ複合施設です。薬湯や海水露天風呂、サウナなどが楽しめる温泉は、癒しの効果抜群。レストランでは山、海、そして四万十川の幸が楽しめます。宿は四万十百年杉などを配し、落ち着いた空間を演出。日頃の疲れを忘れ、リゾート気分を満喫できます。
■ 四万十いやしの里
〒787-0155 四万十市下田3363 TEL 0880-31-5111 FAX 0880-31-5112
■ 四万十の宿
〒787-0155 四万十市下田3370 TEL 0880-33-1600 FAX 0880-31-5112
四万十市アクセス
高知駅からJR土讃線・土佐くろしお鉄道特急で約1時間50分「中村駅」下車。
高知自動車道「須崎東IC」から約77km、1時間40分。
四万十市役所
■ 四万十市役所所在地:高知県四万十市中村大橋通4-10
■ 連絡先: TEL 0880-34-1111





