津野町

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津野町

津野町は雄大な自然の宝庫。町の北に広がる標高1500mの四国カルストは、四季折々の違った表情を見せ、訪れる人を楽しませてくれます。また、日本最後の清流・四万十川の源流点としても有名な津野町。岩々の間から流れ出す清流はここから、約196kmもの雄大な流れへと続いていくのです。また津野町は、津野山古式神楽など、古くからの伝統行事が今なお受け継がれている町でもあります。幕末の志士・吉村寅太郎や、五山文学の代表・義堂と絶海を生んだ町でもあり、雄大な自然の中に文化の香りが漂っています。

津野町観光スポット

天狗高原

天狗高原四国カルストの東端、標高1485mの天狗の森をピークに、なだらかに広がる天狗高原。緑の草原に、侵食された石灰岩がところどころ白い顔をのぞかせ、牛たちがのんびりと草を食む光景は、「ハイジ」の世界を連想させるよう。春から夏にかけては、ヒメユリやイチリンソウが高原を彩り、秋は黄金色に輝くススキが一面を覆います。冬は高知県で唯一のスキー場に。四季折々の違った楽しみ方を与えてくれる四国カルストの天狗高原。雄大な自然を体中で感じられる場所です。

 

高野の廻り舞台

高野の廻り舞台明治6年に建てられたという農村歌舞伎の舞台。「鍋蓋上廻し舞台」と呼ばれる方式の舞台としては、残存する日本唯一の建物でもあり、国の重要文化財にも指定されています。歴史ある舞台は今なお健在。今でも4年に一度、高野地区の住民の手によって、農村歌舞伎が開かれています。

 

四万十川源流点(不入山)

 

四万十川源流点日本最後の清流・四万十川。その源はここ津野町にあります。四万十川が端を発するのは、不入山の中腹、標高約1200メートルの辺り。苔むした岩々の間から清流が流れ出し、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。途中「源流の碑」から上は、車が入れない登山道。「不入山」の名が示すとおり少々きついコースになりますが、雄大な自然を体感しながらのハイキングを楽しんでみてはいかがですか?源流点にたどり着き、ここから続く全長約196kmの四万十川の流れに思いを馳せると感慨もひとしお。また源流点から少し下流に行くと、水量は豊富になり、鮎やアメゴの釣りスポットとしても人気を集めています。

 

長沢の滝

長沢の滝落差約20mの「長沢の滝」は、ハート型にぽっかりと空いた穴から水が流れ落ちるという、なんともロマンティックな滝。石灰岩に水がぶつかり続け、長い年月をかけて空けられたのがこのハート型の穴だったとか。また、滝にはお馴染みの蛇の伝説があり、“この滝に金属でできたものを投げ込むと雨になる”とも言われています。初夏の新緑、秋の紅葉の頃が特におすすめです。

 

津野町祭り・イベント

津野山古式神楽
<11月中旬・津野山の3神社にて>

津野山古式神楽「土佐の神楽」の一つとして、国の重要文化財にも指定されている津野山古式神楽。かつて「津野山郷」と呼ばれた津野町・梼原町で、古くから受け継がれてきた伝統行事です。17もの演目があり、すべてを終えるのには8時間もの時間がかかるそう。中でも動きの激しい「鬼退治」の舞は迫力満点。昔からの形を、町の人たちは次の世代へと大切に伝えているのです。

 

津野町歴史・文化

津野町は平成17年、東津野町と葉山村の合併によって誕生した町。東津野町のあった辺りは古代から人が住んでいたことで知られる場所。延期13年(913年)頃には藤原経高が入国して中央文化を持ち込みました。中世には津野氏の支配下に置かれ、現・梼原町とともに「津野山郷」と呼ばれます。その津野山郷に伝わった神楽は現在も、津野町・梼原町の両町に受け継がれる伝統行事となっています。一方旧葉山村の辺りも同じく津野氏が支配した地域。姫野々に城を築き、「半山(はやま)郷」として支配の拠点となりました。

津野町の人

吉村寅太郎

吉村寅太郎幕末の志士・吉村寅太郎は津野町の出身。11歳で父親の跡を継いで庄屋となり、以後須崎郷浦・梼原村など各地の庄屋を歴任。しかしその後尊皇攘夷思想を持つようになり、土佐勤皇党に加盟。京へ上るために脱藩を決意し、土佐での脱藩第1号となりました。なおも過激な尊皇攘夷運動を続ける寅太郎は、「天誅組」を率いて大和国での挙兵を計画します。しかし8月18日の政変で事態は一変。寅太郎は天誅組とともに戦うも敗戦。わずか27歳という若さで命を落とすこととなりました。

 

義堂と絶海

南北朝時代の高僧、義堂と絶海。二人はともに津野町の出身で、五山文学の代表と言われた人物です。五山文学とは禅宗寺院で行われた漢文学で、鎌倉時代から室町時代にかけて発展しました。詩文、日記、論説など分野は多岐に渡っており、中でも義堂が40年間書き続けたという「空華集」、絶海の「四海語録」などが有名です。五山文学の発展は、当時の文学志向の高揚に大きな役割を果たしました。

 

津野町自然・産業

津野町は自然の宝庫。四国山脈に抱えられ、土地の約9割を山地が占める緑豊かな町。四国カルストが広がり、異国情緒漂う雄大な光景を作り出しています。また、町の西側には四万十川の源流、中央には北川川、そして東側にはカワウソが最後に発見されたことでも知られる新荘川が流れ、その流域に集落が点在しています。産業の中心は農業で、山地を利用して、米・茶・こんにゃく芋などが栽培されています。平均気温は15℃前後で、昼夜の寒暖差が大きい地域。標高の高い天狗高原は、冬は高知県唯一のスキー場となります。

津野町特産品

 

津野町では山地を活かした茶の栽培が行われるようになりました。美味しいお茶を育てるのに重要なのが昼夜の寒暖差。また、町内を四万十川・北川川・新荘川が流れる津野町では、朝露が発生しやすく、それがお茶に潤いを与えるのです。津野町の比較的なだらかな山の斜面には、茶畑が美しく広がっています。

 

四万十の原水

 

四万十の原水四万十川の源流点がある津野町ならではの逸品が、「四万十の原水」。この水の特徴は、軟水中の軟水であること。軟水はお料理に使うと、素材の旨みを十分に引き出してくれるのです。さらにお茶やコーヒーなど、水が命の飲み物にももってこい。“同じお茶の葉なのに、この水を使うと香りが全然違う!”なんてこともあるかもしれません。

 

こんにゃく

 

津野町では山地の多い地形を利用して、こんにゃく芋の栽培が行われてきました。そんな津野町では、こんにゃく作り体験を楽しめる施設や、手作りのこんにゃくを味わうことのできるレストランがあります。さらに自称「世界一大きなこんにゃく」が食べられるお店もあるとか・・・。自家製の味噌を縫ってじっくりと焼いた田楽も、津野町のおすすめこんにゃく料理です。

 

津野町宿泊施設

高原ふれあいの家・天狗荘

天狗高原にあり、四国カルストの魅力を堪能できる施設。アメゴの塩焼きやキジ鍋など、レストランでは地元の味覚が楽しめます。4月〜11月は野外でのバーベキューもおすすめ。宿泊者のみ利用可能の展望風呂は、運が良ければ石鎚連峰や太平洋を一望できます。

 

■ 所在地: 〒785-0504高知県高岡郡津野町芳生野乙4921-22

■ 連絡先: TEL 0889-62-3188 FAX 0889-62-3090

 

葉山の郷

葉山の郷津野町の大自然を体感できる施設。そば打ち体験やこんにゃく作り、陶芸などの農村体験も楽しめ、研修にも最適です。少人数から団体まで利用可能。レストランでは四季折々の味覚が楽しめます。

 

隣接する「かわうそ学習館」では、かわうそをはじめ昆虫など生き物の生態も学べます。

 

■ 所在地: 〒785-0201高知県高岡郡津野町永野251-1

■ 連絡先: TEL&FAX 0889-55-2381

 

津野町アクセス

高知駅からJR土讃線特急で40分「須崎駅」下車、高知高陵バス「梼原行き」で約25分。

高知市街から56号、197号で約51km、1時間20分。

津野町役場

■ 津野町役場所在地:〒785-0201 高知県高岡郡津野町永野471-1

■ 連絡先: TEL 0889-55-2311 FAX 0889-55-2022

 

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