私たちは「自然と調和した」食材こそ
「本当のうまい」ものと考えます。
そのため、私たちは環境負荷を減らし、
社会に貢献しながら
ビジネスを成長させるために
様々な社会活動を実践しています。
今後は国連が提唱するSDGs
「Sustainable Development Goals」を
見据えて、持続可能な食材の調達基準を
設けることで後世の「うまい」を守っていきます。
司グループは、世界遺産に登録された「和食」に必要な「海の幸」を、未来のこどもたちに残すため、資源循環型漁業の再生や、持続性を考慮した消費活動の促進を行なっている、一般社団法人 「海の幸を未来に残す会」を応援しています。
同会は日本を代表する水産資源の持続可能性推進団体として、パッカード財団・シーフードサスティナビリティプロジェクトに招待された他、地中海マルタ島で開催されたシーフードサミットでは日本代表としてファイナリストにも選ばれました。
司の中心料理でもある鰹。近年では乱獲が原因でその漁獲量が減少傾向にあります。その貴重な水産資源を守るための活動も、私たち司グループは率先して行っています。
鰹の一本釣りの選択には環境配慮への理由もあります。網漁を積極的に使わないことで余分な漁獲を避け、後世の水産資源を守ることにつなげているのです。
平成二十九年から発足した「高知カツオ県民会議」にも中心メンバーとして参画。海に鰹を取り戻すために、不漁が続く鰹の実態調査や食文化の啓蒙活動にも乗り出しています。
さらに近年では、国際的な会議(WCPFC)への参加を果たし、鰹資源への理解を世界へ向けて発信しています。
司グループでは、豊かな自然を次世代に受け継いでいくために、環境保全活動にも力を入れています。「森は海の恋人」と言われ、森の栄養分が川を再生し、それが海に届いて、海が甦ります。
司グループは、お客様へ毎年おいしい天然鮎をお届けするため、そしてたくさんの海の幸、山の幸を自然から頂いていることへの感謝も込めて、高知県と「協働の森づくり事業」パートナーズ協定を締結しました。
日本最後の清流といわれる四万十川と並ぶ仁淀川流域を、「鮎を育む森」と名付けて森林整備を行い、森林の再生による河川環境の改善と、豊かな自然を未来へ受け継ぐことを目指しています。
司グループでは「鮎を育む森の尊さ」を学ぶため、社員研修へこの活動体験を導入しています。
私たちはこれら社会活動を通じることで、
後世の「うまい」を守っています。
外食産業では先進的な、私たちの活動も
近年では世界中の方々から
注目いただけるようになりました。
世界からも注目される自然豊かな国に住まうからこそ、
その自然を大事にしていく使命があると私たちは考えます。
私たち司グループは
自然の恩恵を間近に受ける飲食業という
立場であるからこそ、その先頭に立ち
自然との共存の仕方を考え、伝えて行きたいのです。
そして、ゆくゆくは日本の海、自然と食産業を守る、
プラットフォームのような
店になることを目指しています。
私たち司グループは
これからもお客様と日本の食を第一に考え、
真の「うまい」を伝え続ける存在であり続けます。